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人としてあるべき姿が見えてくる”クズの讃歌”

みなさん、こんにちは。MHSです。
夏休みはひさしぶりに実家に帰り、のんびりしている人も多いと思います。

「隣の芝生は青い」っていうことわざを聞いたことありますか?
私たちは自分の持っているものよりもほかの人が持っているものを優れている、素敵なものだ、と思う習性があるってことですよね・・・。

自分にとって唯一無二の「家族」についてもしかり。
なんで自分ばっかりこんな家族なんだ・・・。
こんな苦労をしなくちゃいけないんだ・・・。
そんなふうに思ってしまう環境で育った人もいるでしょう。

「金持ちだし、傍から見ればうらやましい家族かもしれないけれど、ぼくはただ、自由になりたいだけ・・・・」と、つぶやいた学生もいました。
人それぞれ、家庭の事情はさまざまで、隣の友人の家族は温かくて何不自由なく見えても、何かしらの苦悩を抱えていない家族はないものです。

心の安定に家族関係が色濃く影響していることを証明する研究は山ほどあります。
おそらく事実でしょう。

でも、今日紹介するZORN(ゾーン)というラッパーの「家庭の事情」という曲を聴いてみてください。
「家の中が18禁」という壮絶な家庭環境に育ち、10代に逮捕歴3回、少年院で行われた詩の朗読会で見た親の涙がきっかけでリリックをつくること(韻をふむ作詞)に目覚めていったのだそうです。
この曲に込めた彼の考え方に、なぜかとても静かに、人としてあるべき姿を見た思いでした。

彼の生き方は、何かがほしいと手を伸ばすのではなく、何かを与える生き方。
互いの過ちをともに反省し、関係を再生していくことを許す生き方。
そして、ものではなく、心からのことばを大切な人に伝える生き方。

人はいつでも何度でもやり直せることを教えてくれる素敵な生きざまです。

家庭の事情 / ZORN 歌詞付き - YouTube

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