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休学中の学生から勇気をもらいました!

みなさん、こんにちは。MHSです。
確実に夏の終わりに近づいているはずなのにまだまだ暑いですね~。

さて、毎年9月は、今までお送りしたパパゲーノメールの中から、もう一度届けたいと思うメッセージを再配信いたします。
9月は1年のうちでもっとも心がふさぎがちになる月のひとつです。
独りで悩まず、勇気を出して相談してくださいね。

ここからは、2022年8月25日に配信したメールです。
2年次に留年が決定し、今年の春から休学している学生からいただいたメールの一部をご紹介します。

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今は、休学中で実家の方にいます。
両親への申し訳なさ、これから先の勉強への不安、将来への不安は大きくなるばかりでした。日に日に自分の中での不安は大きくなり、部屋のカーテンを開けることも、外に出ることも、学校へ行って友達に会うことも怖くなり、一日中部屋に引きこもる生活になってしまいました。一人暮らしというのもあって、毎日涙は止まりませんでした。夜は眠れない、何もしたくない、何よりも、今まで頑張っていた勉強へのやる気を完全に失った事が怖かったです。
~一部省略~
誰かに答えを教えて欲しい、今自分は何をすればいいのか、いないはずの誰かに問いかける毎日でした。
死にたくはない、でも違う誰かになりたい、自分じゃない誰かに...。

両親に今の自分の姿、先生にも今自分がどの様な状態なのかを正直に話しました。
誰かに話すのは怖かったです。ですが、不思議と安心の涙が止まりませんでした。それまでは、不安の涙が止まらなかったのに。
今、自分がどうなっているのかちゃんと知りたい、自分と向き合うべきだと思いました。病院に行き、うつ病であることが分かりました。
まさか、自分がうつ病になるとは思ってもいませんでした。友達からも学校の先生からもいつも元気だ、明るいと言われていました。両親に弱い姿を見せたこともあまりなかったので、自分でもびっくりしていました。

両親に言われました。「自分の子供でも、どんなに仲の良い子でも、分からないことはある。言わないと分からないことがある。だから、言って欲しい。」嬉しかったです。
実家に帰ってきてから、両親以外に家族にも、大学の友達、地元の友達にも正直に話しました。そして気付きました。自分が思っている以上に周りには支えてくれる人が沢山いることに。一人ではなかったことに。そんな自分を、支えてくれるみんなを私も大切にするべきだと感じました。
「生きとると必ず壁にぶつかる。それを乗り越えることできれば、きっとこの先の人生の大きな力になる。こんなことあったな~って笑い話になる日がきっと来る。良い経験やね。」
母に言われました。今、私が頑張ろうと前を向けているのも、この言葉のおかげだと強く言えます。
~一部省略~

私は、今までいくつもの壁にぶつかりました。ですが、必ず周りに支えてくれる人がいました。きっと、私一人では壁は乗り越えることは出来なかったです。本当に沢山の人に感謝しています。
私は、これから恩返しするためにも、何事も諦めず、誰かの力になれる人間になると決めています。
辛いことが人より多いかもしれないけど、乗り越えるたびに必ず自分の力になる、自信になると考えています。
今、勉強に苦しんでいる人達がいっぱいいると思うのですが、一人ではない、辛い経験もきっと乗り越えるられる、乗り越えた先はきっと良い経験だったんだと言える時が来ると伝えてあげたいです。
~一部省略~

神様は、乗り越えられると信じて私達に試練を与えていると、私は考えます。綺麗ごとに聞こえますが、私はそう考えて生きていきたいです。
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この学生の強いことばを何度も読み返してはっきりと言えます。
「つまずきは、後退のように見えて前進である」
人間的な成長は、周りの力を借りながら苦しみを乗り越えることを知ることなのかもしれません。
※この紹介は学生の許可を得ています。

休学中の学生から勇気をもらいました!

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